この本は、シリーズの十何冊目かの本で、科学的な用語とか知らない単語が多くて読むのに苦労した。多分、シリーズのはじめから読んでいないとその面白さは、わからないと思う。ルーシーがこのようになったとか、マリーノが随分と変わったという印象を受けた。主人公のスカーペッタは、わい変わらず素敵な感じでいいと思う。けれどもどうしてベントンと結婚したのかわからない。独身のほうがよかったような気がする。
「異邦人」というのはとても楽しく読めたけれどもこれは、ちょっと、わかりずらい。アメリカのテレビって日本のと違うみたいだという感じがした。アメリカの地名のしてもよくわからないところがあって地図を見て探したりした。読み終わってみると感動的な本だという気もしてシリーズの次の本を読みたくなった。
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<スカーペッタ>核心(下) (講談社文庫 こ 33-32) 単行本 – 2010/12/16
邪悪な眼差しで、誰かが彼女を狙っている 失踪した美人投資家の周囲には怪しい状況が渦巻いていた。路上の女性遺体が付けていた謎の腕時計の正体は。複雑に絡み合う事件から、戦慄の全貌が浮かび上がる!
- 本の長さ399ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/12/16
- ISBN-104062768380
- ISBN-13978-4062768382
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/12/16)
- 発売日 : 2010/12/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 399ページ
- ISBN-10 : 4062768380
- ISBN-13 : 978-4062768382
- Amazon 売れ筋ランキング: - 391,222位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み進むにつれて、早く次の展開が知りたくて時間を忘れて読んでしまいました!
2013年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズが好きなので読み続けているが、うーん、まあまあかな。
2019年7月21日に日本でレビュー済み
Gothamと言うのは、バットマンワールドのNYのことを指すと思っていたが、フォントにそれがあり、オバマが使ったいたと言う。スカーペッタのシリーズは、読者との共時性をこう言うところにポンポンと入れてくる。CNNであったり、ブラックベリーだったりする。
カリグラのくだりで、カリグラはラテン語で小さな軍靴だと言う。一方、スカーペッタはイタリア語で小さな靴だと言う。スカーペッタとカリグラの相似性を読者に示す。それは、皇帝性なのか、残虐性なのか、性的倒錯性なのかはわからないが、小説の比喩として放り出される。そこに答えはない。コーンウェルからのメッセージなのだろう。
小説の最後の方で、2001年に起きた同時多発テロの話が出てくる。原作は2009年に出版されているから、社会全体が犠牲者に対する思いを重く受け止めつつも、それを書いたり、読んだり、表現したり、その表現を鑑賞することができるようになったと言うことだろうか。アメリカ社会の変遷についても、コーンウェルは、小説を通して、メッセージを発信しているんだな、と言うのが今回、よくわかった。だから、読者との共時性があるものを書いて、わざとそのレッテルについて表現しているんだなと。コーンウェルは、ミステリーという媒体を通して、アメリカ社会を書き続ける作家なのだということが、この小説でわかったような気がした。
カリグラのくだりで、カリグラはラテン語で小さな軍靴だと言う。一方、スカーペッタはイタリア語で小さな靴だと言う。スカーペッタとカリグラの相似性を読者に示す。それは、皇帝性なのか、残虐性なのか、性的倒錯性なのかはわからないが、小説の比喩として放り出される。そこに答えはない。コーンウェルからのメッセージなのだろう。
小説の最後の方で、2001年に起きた同時多発テロの話が出てくる。原作は2009年に出版されているから、社会全体が犠牲者に対する思いを重く受け止めつつも、それを書いたり、読んだり、表現したり、その表現を鑑賞することができるようになったと言うことだろうか。アメリカ社会の変遷についても、コーンウェルは、小説を通して、メッセージを発信しているんだな、と言うのが今回、よくわかった。だから、読者との共時性があるものを書いて、わざとそのレッテルについて表現しているんだなと。コーンウェルは、ミステリーという媒体を通して、アメリカ社会を書き続ける作家なのだということが、この小説でわかったような気がした。
2011年2月3日に日本でレビュー済み
いい加減3人称に慣れるべきなのでしょうね。
マリーノやベントンやルーシーの気持ちがしっかり描かれるようになり、
登場人物がますます「リアル」な感じになってきました。
とはいえ、正直ウザいと思う部分も…
物語は、ほんの短い間を、視点をどんどん変えながら進んでいきます。
さて、物語の真相は意外なところに向かいます。
懐かしの、アノ人、登場!!
え〜、こんな感じなのはいやだなぁ…
全面対決がよかったです。
すっかり変わってしまったんだぁ〜、残念です。
追記:すごく些細な要望としては、「訳者あとがき」が欲しいです。
特に海外の作家の情報って、なかなか入ってこないし、日本での発売まで1年のタイムラグがあります。
次回作について、原題だけでもいいので触れていると、期待感は増すし、
作家さんの近況だって知りたいと思うのが、ファンの心理。
ところで、2010年末にCS放送で、ドラマ化された「ガラーノ」「前線」が放映されました。
コーンウェル作品初の映像化…ですよ!!
しかも、コーンウェルさん自身が登場していますし…微笑
(ガラーノ役は、どうしても「ノッチ×オバマ大統領」にしか見えなかった…)
こういう情報って、大抵、あとがきに書かれていたりしませんか?
これまで翻訳をやっていた相原さんと、池田さんと比べるのは失礼ですし、
池田さんには池田さんの「やり方」ってあると思いますが、
あとがきがないのは寂しいと思います。
マリーノやベントンやルーシーの気持ちがしっかり描かれるようになり、
登場人物がますます「リアル」な感じになってきました。
とはいえ、正直ウザいと思う部分も…
物語は、ほんの短い間を、視点をどんどん変えながら進んでいきます。
さて、物語の真相は意外なところに向かいます。
懐かしの、アノ人、登場!!
え〜、こんな感じなのはいやだなぁ…
全面対決がよかったです。
すっかり変わってしまったんだぁ〜、残念です。
追記:すごく些細な要望としては、「訳者あとがき」が欲しいです。
特に海外の作家の情報って、なかなか入ってこないし、日本での発売まで1年のタイムラグがあります。
次回作について、原題だけでもいいので触れていると、期待感は増すし、
作家さんの近況だって知りたいと思うのが、ファンの心理。
ところで、2010年末にCS放送で、ドラマ化された「ガラーノ」「前線」が放映されました。
コーンウェル作品初の映像化…ですよ!!
しかも、コーンウェルさん自身が登場していますし…微笑
(ガラーノ役は、どうしても「ノッチ×オバマ大統領」にしか見えなかった…)
こういう情報って、大抵、あとがきに書かれていたりしませんか?
これまで翻訳をやっていた相原さんと、池田さんと比べるのは失礼ですし、
池田さんには池田さんの「やり方」ってあると思いますが、
あとがきがないのは寂しいと思います。
2010年12月22日に日本でレビュー済み
邦訳の既刊総計で1,200万部という世紀の大ベストセラー、パトリシア・コーンウェルの<検屍官>シリーズの最新第17弾。訳出は前作『スカーペッタ』に引き続きジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズで有名な人気翻訳家池田真紀子。
今回の事件は大きく3つ。ひとつはほぼ1ヶ月前の感謝祭の前日から姿を消した有名な女性投資コンサルタントの失踪事件。ひとつはスカーペッタが検屍を行った、セントラル・パークで遺体として発見された26才の女性の、ジョッギング中に後頭部を殴打されレイプされ殺された事件。そしてCNNに生出演したスカーペッタのニューヨークでの住まいに届けられた怪しい小包の事件。これらの事件を軸にクリスマスを1週間後に控えた’09年12月18日から翌日にわたっての、お馴染みのシリーズ・キャラクターたちの動きが描かれる。
シリーズも17作目ともなると、第1作目からの過去のエピソードが蓄積され、スカーペッタの、ベントンの、ルーシーの、バーガーの、そしてマリーノの胸中に去来するかつてのおぞましい経験の叙述や、誰が誰をどうして嫌っているとかいうような述懐が物語の大半を占める。そして複雑に絡み合った事件の結末にも過去の“宿敵”の影が・・・。
完全な1話完結ものにできないところがシリーズものの宿命であろうが、どこからでもすんなり入ることのできるシリーズものも少なくない中、やや残念に思った。
とはいえ、本書は’09年にアメリカで起こった社会現象や、事件捜査の最新のハイテク機器などが彩りを添え、地味ながらも合議を中心としたFBIの捜査で一歩一歩解決に近づけるというのは、コーンウェルのこのシリーズの特長なのだろう。それなりに読み応えのある作品に仕上がっている。
今回の事件は大きく3つ。ひとつはほぼ1ヶ月前の感謝祭の前日から姿を消した有名な女性投資コンサルタントの失踪事件。ひとつはスカーペッタが検屍を行った、セントラル・パークで遺体として発見された26才の女性の、ジョッギング中に後頭部を殴打されレイプされ殺された事件。そしてCNNに生出演したスカーペッタのニューヨークでの住まいに届けられた怪しい小包の事件。これらの事件を軸にクリスマスを1週間後に控えた’09年12月18日から翌日にわたっての、お馴染みのシリーズ・キャラクターたちの動きが描かれる。
シリーズも17作目ともなると、第1作目からの過去のエピソードが蓄積され、スカーペッタの、ベントンの、ルーシーの、バーガーの、そしてマリーノの胸中に去来するかつてのおぞましい経験の叙述や、誰が誰をどうして嫌っているとかいうような述懐が物語の大半を占める。そして複雑に絡み合った事件の結末にも過去の“宿敵”の影が・・・。
完全な1話完結ものにできないところがシリーズものの宿命であろうが、どこからでもすんなり入ることのできるシリーズものも少なくない中、やや残念に思った。
とはいえ、本書は’09年にアメリカで起こった社会現象や、事件捜査の最新のハイテク機器などが彩りを添え、地味ながらも合議を中心としたFBIの捜査で一歩一歩解決に近づけるというのは、コーンウェルのこのシリーズの特長なのだろう。それなりに読み応えのある作品に仕上がっている。
2010年12月22日に日本でレビュー済み
上巻はよかったが、下巻でまた狼男が登場して興ざめしました。読者は狼男には飽きているので、ほかの犯人を出して欲しかったです。
また、重版では直るでしょうが、ページ左上のタイトルが、319ページから、原書タイトルの『スカーペッタファクター』になっていました。
また、重版では直るでしょうが、ページ左上のタイトルが、319ページから、原書タイトルの『スカーペッタファクター』になっていました。